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恋愛の寛容化

男女のあり方や求められる交際の仕方は時代によって著しく変化します。
お見合い結婚が主流だった時代であれば、顔も分からない男性と女性とが身内によって引合わされ、言われるがまま嫁ぎに行ったり嫁を迎えたりすることが多かったでしょう。
そのことに対して誰も疑問は感じていません。
家が決めた人がいるのであれば、その人と家庭を築いていくのは当然のことのように考えられていたでしょう。

そこから少し時代が進み、お見合い結婚と恋愛結婚とが両立していた時代もあります。
その頃のお見合いはどちらかというと、世話好きの親戚や近所の誰かが近くにいるかどうかが関わってきていたかもしれません。
勿論断ることもできるでしょうし、心に決めている相手がいるのであれば最も尊重されるべきは個人の意思だと捉えられていました。
しかしお見合いにしても恋愛にしても、まずは最初の一歩目に二人の出会いから始まることは同じです。

男女が出会い、惹かれれば交際に発展し、関係を続けていきたいと思えばいつかは結婚に至るという一連の流れが成立していたはずです。
この当時であっても、時には妊娠が先にくる場合もあったでしょう。
ですがまだこの頃には、いわゆるできちゃった結婚は非難の対象になっていたはずです。

ところがそこからさらに時代が進んだ現代において、できちゃった婚はもはや珍しくもありません。
もちろんまだまだ手放しに歓迎されるわけではない部分もありますが、時代が進むことによってここまで人間の観念というものは変わるものなのです。

出会いから結婚のプロセスだけではなく、出会いの状況やきっかけもまたその中に含まれるでしょう。
お見合いは親類から声をかけられることよりも、結婚相談所が開くお見合いパーティーの方がもはや主流です。

出会いの形はむしろリアルな場だけにとどまらず、ネットアプリを介することさえ増えてきました。
誰にとっても身近な存在となった出会いアプリとは、個人個人で行う新しい形のお見合いと言っても良いのではないでしょうか。

知らない人同士がアプリを通して出会い、自分のことを話したり相手のことを聞いたりしているうちに、外でも会うかどうかを決めるのです。
自分に相応しい相手を見極める場としては、とても効率的な手段であるはずです。
どんな恋愛も自由にできる現代だからこそ、幅広い選択肢が求められていくのでしょう。

出会いアプリの底力